からの続きです。

2002年1月 ビジネス情報科修了
三ヵ月の職業訓練が終わり、正月が明けた2002年の1月に、ビジネス情報科を修了致しました。
卒所式では、所長の挨拶などの他に、運動家?みたいな方の講演があり、社会に未だなくならない差別や、部落についての話などをされました。講演の後に感想文を書かされたので、A4の回答用紙の裏面まで使って、「そうやっていつまでも言うから、公演された内容の差別が無くならないのであって、言わなきゃ皆忘れてゆくのだから、本末転倒なんではないでしょうか。勿論、生物の仕組みとして抗えない差別や区別というものを人間においては解決して行くべきだとは思いますが、何だか、主張されている内容は、働きたくない者は弱者なんだから無条件に救済せよと言っているように聞こえて腑に落ちません」的な事を書きました。とは言え、ベーシックインカムには肯定的なんですけどね。それにしても、なんで職業訓練の最後にあんな、仕事のやる気をくじくような講演がセットされていたのか不思議ですね。

現実に戻る
そんな、訓練が終わりまして、就職活動はしておりましたが、なかなか厳しい状況でした。極端ですが、明日死んじゃうかもしれない人材をそう簡単には雇ってはくれません。基幹系のプログラマだったのですが、鹿児島でその職種の募集は皆無でしたので、事務職で探していましたが、事務の実務経験はありませんでしたから、もうあきらめムードでした。

幸運
そんな日々を繰り返して3ヵ月が経とうと言う頃、一本の電話が掛かってきます。雇用能力開発機構からでした。
機構の人「みっちゃんさんは就職決まられました?」
私「いえまだです。かなり厳しいです。」
機構の人「確か、パソコンとかには強いのでしたよね。」
私「はい」
機構の人「実は、6月に開校する外部委託訓練があるのですが・・」
私「はい」
機構の人「少しパソコンスキルの高い人向けの講座なんですが、興味ないですか?」
私「あります」
機構の人「では、試験と面接がありますので、日時をお伝えしますね。」
私「ありがとうございます。」

という感じで、試験と面接を受ける事に。

テスト会場
試験は、委託訓練が行われる、パソコン教室の教室で行われました。二部屋に40名づつ別れてのテストだったように記憶していますので、受験者は80名前後でしょうか。テストは結構難しかった記憶があります。面接も割と突っ込んだ事を聞かれたような気がします。ちなみに、受けた訓練科目は「パソコンインストラクター養成科」という訓練で、主にオフィスソフトのスペシャリストとなり、インストラクションのできる人材を育てる目的の訓練ということでした。受験生達は、皆、緊張した面持ちでした。

通知
試験と面接が終了し、二週間ほどしてから封書にて合格通知が届きました。正直、「半年はやることがある」とほっとしましたし、訓練費も出るという事で、金銭的にもほっとしました。正直、日本と言う国に生まれた事を感謝した瞬間でもありました。そして、この合格から私の第二の人生が本格的に動き出すことになります。

次回・・・パソコンインストラクター養成科で学んだ事。お楽しみに。

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糖尿病性足壊疽の切断を回避した証明写真(グロいです)

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