注意! 今回の記事中には糖尿病壊疽の患部写真が含まれます。やけど跡や創傷の映像に耐性の無い方は、この記事は閲覧しないようにして下さい。ですが、全ての人が知るべき事実がここにありますよ
サムネイルなどで、もうグロイ画像を見ちゃったよという方は、どうぞ、最後の改善された写真を見て中和させてからブログを離れて下さいね。
スマホや携帯には一枚目の写真が自動表示されるので、一枚目だけ風景写真です。

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では、始めます。

壊疽発症の前段階

2017年7月初旬、長距離歩行の後に左足裏にマメができ、熱した鉄針にて水抜きし、絆創膏を貼り放置。

その後、水疱が広がるが、その都度、水抜きして絆創膏を貼り放置。

壊疽進行と細菌感染
2017年7月28日 12:30(昼過ぎ)強烈な悪寒に晒され、猛暑の中、太陽光を浴びながら、冬用の綿入れ半纏をかぶって寒さを凌ぐ。30分程で寒気が引き、病院に行くか迷うが、ネット検索で「悪寒戦慄」の情報を読み、これだろうという素人判断でその日は過ごす。



2017年7月29日 18:00頃、仕事中に一瞬意識を失うが、自力で復帰。そろそろマズイなという感覚はあったが、このまま、今日死ねたら最高の人生だなと思い、明日の仕事終了まで生きていたら、7月31日の休みの日に病院に行こうと思う。この日に左足は腫れて、足の甲まで皮膚がふやけて来た。

その写真がコチラです。

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糖尿病性の末梢神経障害のために、ここまで進行しても全く痛みを感じない。
しかし、患部を広げて写真を撮る勇気まではなかった。

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足の裏、ティッシュがくっついている辺りが最初にマメができた所。第三指の根元が白くなって腫れているのが分かりますが、後に、MRIで骨髄炎が認められたのはこの場所。


そんな状態だけど、仕事に行った
2017年7月30日 仕事は無事に終わり、今日も生きてたなぁ、仕方がないので明日は病院に行く事にして就寝する。

皮膚科の受診
2017年7月31日
 総合病院か皮膚科か迷ったのですが、先日の悪寒の後は寒気を感じなかったので一先ず皮膚科に行く事にした。中国出身の凄腕の医院長が経営する皮膚科なのだ。
10:00 医院長「みっちゃん!これはまずいですねぇ。ここまで放置する人はなかなかいないよ!壊死が始まっているから、緊急手術するね。」と言われ、お任せした。
11:00 手術が終わり「これは、もし閉塞性などあれば大変な事になるから、大きな病院で検査してきて下さい!この後すぐに糖尿病のかかりつけの病院に行って紹介状を書いて貰って下さい。明日、検査の結果を教えて下さい」と言われ従う事に。
13:00 糖尿病で通院しているかかりつけの医院に皮膚科からのお手紙を渡し、顛末を説明し紹介状を書いて貰う。大きな病院との検査データ共有の為の同意書なども書かされた。いつもの通院と同様に一か月分の薬も処方して貰った。
15:00 仕事先に緊急手術の報告をして、翌日の休みの許可をとって帰宅。

総合病院での検査
2017年8月1日
09:00 大きな病院にて検査を始める。
12:00 一通りの検査が終わると、医師が三名程集まって「直ぐに入院して下さい」と言われるが、しばらく渋ると「急がないと切断になるレベルだし、既に遅い可能性もあるんだよ!」と説得されるが、仕事の引き継ぎもあるし、今日は無理。明日からお願いしますと言うと、「そんな猶予はないよ!」と言われるが、「その時はその時ですから」と自分の意見を押し通し、その日は帰ることに。
14:00 皮膚科へ検査の結果「動脈の閉塞性はない」と報告すると、一先ずは良かったですね。と言われた。翌日からの入院につていは「しっかり治してきて下さい」とお言葉を頂いた。
16:00 職場に明日からの入院の件と、復帰の見込み時期について話をする。職長から「いつまでも待ってるからしっかり治療してきて!」と言葉を頂いた。
18:00 何となく最後の晩餐みたいな感じがしたので、少し豪華な晩御飯を両親とした。もちろん、糖質アリだった。


入院
2017年8月2日 
10:00 入院生活開始。

一日三回の抗生剤投与(深刻なレベルの細菌感染だったようだ)。患部の清潔洗浄。イソジンシュガーパスタ貼付。高気圧酸素治療(2時間)。1600kcalの糖病病向け病院食(糖質6割)。にて42日治療に励むが(詳細は前回記事添付の紹介状参照)改善困難の為、切断の判断となる。

その時の左足の状態がコチラ

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最初の写真からすると、皮膚などには改善が見られますが、それでも、切断だなぁという異常な腫れ方です。中指は横に穴が空いている状態。それでも、どうしても糖質制限を試してみたかったので、転院したのは、前記事で書いた通り。
紹介状001


新しい医療への挑戦
2017年9月15日 南鹿児島さくら病院へ転院し、スーパー糖質制限+湿潤療法を開始。

以降は、徐々に回復。

2018年2月の時点の写真がコチラ
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色素の沈着などは有りますが、ほぼ、問題はない状態まで回復。ごくたまに(長距離歩いた時など)に硬化した皮膚が割れて、中で固まった不要物が排出される事があるようです。崩壊と再生を少しずつ繰り返して元の状態に近づく感じですね。親指の爪を見て頂くと、糖質制限を始めてからの爪は厚くて健康的なのが分かりますね。

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足の裏も綺麗です。糖質制限する前は足の裏などは、靴下が一日持たない程のガサガサ状態だったのですが、スーパー糖質制限を本気で始めたら、基本的にツルツル足になりました。

結論
ほんと、糖質制限をやって良かった。
今日、私の左足があるのは、糖質制限肯定の立場で沢山の人がその有効性をネットに書いていてくれたおかげですし、肩身の狭い思いをしながらも、患者の為を思って糖質制限に取り組んでくれた医師達がいたからに他なりません。左足の切断は回避しましたが、長年に渡り不養生してきた私自身の体には課題がまだまだてんこ盛りです。ケトーシスになっていても、糖新生が亢進しているために血糖値が高めになる問題もありますし、中性脂肪が高い値なので、食事の摂り方なども、まだまだ工夫して行かないといけません。一先ず、左足の壊疽を改善し、切断を回避するという目的は達成致しましたので、今後は、さらなる健康増進の為に糖質制限に取り組んで行きます。

腎臓を正常な状態にまで回復して、兄に移植してあげたいんですよね。そこまでは欲張り過ぎかもしれませんが、次の目標でもあるんです。兄の腎臓の話は、また今度書きたいと思います。






---------------------------------取りあえず、書きたかった事は書きましたので、今後は、本当に、ボリューム少な目の日常系糖質制限ブログにして行きます。これからも、宜しくお願い致します。