2022年5月19日 本日の鹿児島県北西部は快晴。

晴れた日が続いて気持ちが良いです♬こういうタイミングでキャンプしたいのですけどねぇ・・なかなか。それにしても、例のご入金の事件ですが、間違った側に何のペナルティも無いのは腑に落ちませんね。そもそも銀行が間違えて一人に全額振り込むような振込依頼書なんて作れるのでしょうか・・・そう考えると銀行側の過失なんじゃないですかね・・・振込依頼書を公開して欲しいものです。

さて、最近読んでいる本を少しご紹介。

今回は、「泣くな研修医」と「逃げるな新人外科医」ですが、これはシリーズとして4巻まで出ている内の1巻と2巻です。

タイトルの通り、新人医師の成長譚です。
実際の医師が書いているだけあって内容はリアル・・というか実際にあったことを書いてるのでしょう。会話が主体の文体なので、結構なページ数ですが一日あれば2冊読めると思います・・・私は、少しずつ読むタイプなので、今2カ月目で2冊目の終盤です。

ここまでの感想ですが、まぁ面白いです。
「まぁ」と書きましたが、これを読みながら私の心に去来するのは「現行医学への不信感」なのです。これだけ情熱的に他人の命を救うために日々を戦っている医師も「標準治療以外の治療の可能性を一切認めないのだろうなぁ。」と思ってしまいますし、痛々しくも感じてしまうのです。普通の人は、この本は非常に爽やかで「頑張れお医者様!」な作品として心に残るのだと思いますが、私の様に現行医療の医師に全否定された糖質制限という療法によって足の切断を回避できた経験を持つ者の目には素直に賛美できない感情があるのです。

作中に「優しい嘘」と言うエピソードがあるのですが、私個人はちょっと同意できない感情で読んでいました。

「足は切断です」と言われた日から5年が経ち、糖質制限を継続している結果、今でも自分の足で二足歩行しています・・・・「もう切断以外にはやれることがありません、早く社会復帰するためには切断するのがベストだと思う」と言ったあの医師に今の私を見せたとて「それはたまたま あなただけ」と言うのが今の医学・・・私は、自分の経験以降、どんな医学ドラマを見ても共感できなかったのですが、それが「トラウマ」なのだということに、この作品を読みながら気づかされました。

まぁ実際の所、一日に何十人、月に何百人と患者を診る中で、一つの病気に対して複数の治療方のアプローチなんてしていたら時間がいくら有っても足りないので「あくまでも医学的エビデンスがある治療法のみ採用」という方針は当然と言えば当然なのです。だから、変わるべきは患者の方です。患者自身が自身がキチンと自分の体と向き合って、自分が納得する治療を自分が提案し、それをしてくれる医師を探し、自分の責任で治療する・・・そうなるしかないですね。ともかく、現行医療には患者がやりたいという治療法を全否定するような態度だけは改めて頂きたいと切に願います。

・・・ともかく、
これから医者を目指す人にお勧めの本でもあります。小説で描かれるような現場の事を知りつつ、多くの医者は医学と錬金システムによって洗脳されているという事実も知りつつ、あたらしい療法に対応する柔軟性と研究心を持った医師が沢山育ってくれると良いなぁと思います。

本は面白いですよ!ほんとに!ぜひ読んでください(^^♪

無題