2022年5月4日 本日の鹿児島県北西部は快晴。

緑の日ですね。今日は朝から透析でした。透析があると遠出はできないので、天気の良い日はちょっと勿体ないです・・・そんな事にならないように、糖尿病には気を付けてくださいね。糖質制限も学びましょう。さて、水曜日なので哲学記事を書きます。本日は人文主義。


人文主義とは人本主義・人間主義・人道主義とも呼ばれます。古代ローマでは、人間性完成のための教養としてギリシアの学芸を身につけるという意味で、さらに人間性の普遍性を強調する立場を含んでいた。それが中世ではキリスト教の博愛主義と結びついたが、この宗教的ヒューマニズムはあくまでもキリスト教に従属するものであった。ルネサンス期に、ギリシア古典に回帰する流れの中で、中世封建社会や腐敗したキリスト教会からの人間解放を求めた知的運動になって行きました。イタリアのペトラルカ以下のフマニスタス研究がヨーロッパに広がり、ロイヒリン、フッテン、エラスムス、T.モア、ラブレー、モンテーニュらの人文主義者を生み、一大思想潮流となります。

宗教改革、18世紀の啓蒙思想、シュトゥルム・ウント・ドラングの文学運動など、その力点の置き方に差のある運動を経て、19世紀後半には新しい〈ヒューマニズム(人道主義)〉が生まれた。トルストイ、R.ロラン、A.シュワイツァーなどがあげられ、日本ではこれを〈人文主義〉とは区別して扱う場合が多い。

一般的に、ヒューマニズムとは、人間を真に人間的たらしめている本性(人間性)を尊重し、真に人間的社会の実現を目ざす、理想主義的立場をいい、人間固有の諸要求、その創造的表現たる芸術・道徳・宗教・科学などを、それらを抑圧する政治的・経済的束縛から解放し、正しい発展・実現を目ざすものを指します。

現在のヒューマニズムに繋がる人文主義がルネサンスとともに花開き、その後の大航海時代の船に乗って世界に広がったことが、今の世界の基礎になっているのは面白いですね。キリスト教の支配から人を救おうとしておいて、その人達が奴隷貿易と植民地政策を当然のように出来た論理性が不思議でなりませんが、そもそも奴隷なんてことを思いついた奴はどこのどいつなんでしょうね。ピラミッドを創った頃から制度としてあったものなのでしょうかね。

ともかく、学問や哲学や道徳では人間はとても崇高なことを言うのですが、現実はみなさま知っての通り、世界中で戦争と紛争と犯罪と人権蹂躙が行われています・・・2000年以上も考え続けてきても何ら進歩が見えないのなら、今後も無理でしょうねぇ。もうそろそろ、所有という概念から解放されないといけないのかもしれません。進化した人文主義や進化したヒューマニズムが必要な時代とも思いますが、梵我一如・・・これに尽きると思います。アーメン。


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