2021年9月19日 本日の鹿児島県北西部は快晴。

久々に良い天気でした。そんな昼下がり、一本の電話・・・みっちゃ~ん パソコン動かなくなった~今日中に必要なファイルがあるんだけどどうしたら良い?

・・・どうしたら良いって、それを電話で即答するのは無理ですよ・・・しかも、私はもう業としてのパソコントラブル処理は行っていないので、「宜しければ業者紹介しましょうか?」と提案すると、「何社か電話したけど日曜なので・・・」と言われるので、「10分程待って頂けたら知り合いに確認してみますが、どうします?」と問うと、「お金は支払うからみっちゃんやってくれない?」と言って譲らないので困ってしまいました。

一応どんな状況なのか確かめるだけはしますから、という事でノートパソコンを持ってきてもらう事にして、電話を切ります。

24時間スーパーの休憩テラスで合流してパソコンを見てみますが、電源ボタンを押してもウンともスンとも言いません・・・バッテリー切れかバッテリー不良か、基盤不良か電源不良か・・・可能性は色々ありますが、ともかく、「○○さん不幸中の幸いかもですね!」・・・「ハードディスクは生きているかもしれないので、必要なファイルは取り出せるかもです。」・・・「ただ、業として請け負えないので、ちょっと良い肉買って貰って良いですか?」という事で折り合いをつけて、作業開始。

壊れたパソコンからハードディスクを取り出して、持参したハードディスクケースに入れて接続。無事に読めているようですが、ファイルを開こうとすると「アクセス権が無い」と弾かれたので、アクセス権の設定を再設定して、無事にデータを取り出す事に成功しました。

USBを買ってきてもらって、そこにデータを全て保存し直して作業終了。
パソコンは使用4年目で保証期間は過ぎているので、買い替えをお勧めしましたが、もしかするとバッテリーに充電されていないだけかもしれないので、帰ったら電源にしっかり繋いで暫く放置してみて下さいとお伝えながら、取り出していたハードディスクを壊れたパソコンに戻しました。
パソコンを捨てる時はハードディスクを取り外す事と、万が一のUSBのトラブルを考えて、私のパソコンに一定期間はコピーデータを預かる了承を貰って帰宅となりました。作業時間は50分程ですね。

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ただ、ハードディスク密閉部分内部の物理的故障だと、精密機械を扱える専用の機器を持っている業者でないとデータの取り出しは無理なので、そういう専門業者にデータ復旧を依頼したとすると安い所でも30万円程度の料金を請求されますので、日頃のバックアップがいかに大切かという事です。

私は、パソコン起動時にバックアップソフトが自動起動するようになっていて、外付けのハードディスクにデスクトップの内容がミラーリングされるように設定されています。パソコンが壊れた時でも自分が作成したデータだけは失われないようにしてあります。

みなさまもこの機会に是非、パソコンのバックアップをされて安全にお使いください。ちなみに、バックアップというとシステム丸ごとやりたがる人が多いのですが、個人的な感想として、バックアップは 「デスクトップ領域」と「ドキュメントフォルダ内」と「残したい任意の写真フォルダ」だけで十分です。専用のバックアップソフトを使えば楽ですが、手動でコピペ保存でも十分リスク対策になりますのでご検討下さい。今では128ギガバイトのUSBメモリでも2000円程度なので、バックアップ用に一つ買っておいても良いのかもしれませんよ。パソコンは壊れる!これだけは忘れずに居て欲しいと思います。