2021年4月6日 本日の鹿児島県北西部は晴れ。
ネットニュースなどを読んでいても「糖質過剰摂取に警鐘を鳴らす」的な記事が時々目に留まるようになりました。この調子で増えて行くと嬉しいですけどね。
さて、本日は、糖尿病の血液検査の話。
血糖値とヘモグロビンA1c
糖尿病と診断される際の指標としては「空腹時血糖」と「ヘモグロビンa1c(HbA1c)」が用いられます。空腹時血糖値とHbA1cの基準については下記の表の通りです。

つまり、可の範囲に入ってくると「糖尿病予備軍」と呼ばれ、不可の範囲になると「糖尿病」という診断がつくことになりますが、実際には可の範囲で糖尿病と診断され薬漬けにされるパターンが多いように思えます。例えば自分のケースで考えても、たった一回の入院時の血液検査で糖尿病と診断され、以後17年に渡る投薬の始まりでした。普通に考えると、初回の検査結果が悪くても、最低3回程度は継続検査して傾向を見ないと診断などできないと思うのですが、実際には一回の血液検査で診断されてしまうものだと思います。もちろん、肥満であるとか、皮膚疾患があるとか、喉が渇くとか、諸症状を総合的に見ているのでしょうけど、その後の人生に関わる病気の診断なので、もう少し慎重な感じでも良いのになと当時を振り返ってみれば思います。GAとの比較などもやって欲しいですよね。
GA(グルコアルブミン)
GAは血液中のタンパク質の中で一番多いアルブミンに結合した糖の割合です。アルブミンの半減期が17日間なので約三週間の平均血糖値を知る事ができます。GAが15%ならHbA1cは5%と計算することができるそうです。ただし、三倍の法則が有効なのは血糖コントロールが安定している時に限られるそうなので、一か月に一回の検査と考えると、食事が安定するまではa1cの方が良さそうですね。肝機能障害や甲状腺異常があるとGAは高く出がちだという情報もあるので、LOWT3などに陥り易い糖質制限との親和性も気になる所です。夜間透析のために転院した医院ではa1cではなくGAを検査するとの事だったので、この辺は今後レポートして行きます。
雑感
医学界が一気に変わってくれると良いのですが、なかなかですね。でも、糖質の過剰摂取のリスクに関する情報を目にすることが増えて来たので、糖尿病の無い世界への階段は一歩づつ登っているのだろうと感じます。糖尿病撲滅が先か、人類の滅亡が先か、人類の糖への適応が先か、未来は分かりませんけど、私自身は今この時を笑顔で過ごせる人が増えたら良いなと思いながらこれを書いています。早く、糖尿病の無い世界が訪れますように。
ネットニュースなどを読んでいても「糖質過剰摂取に警鐘を鳴らす」的な記事が時々目に留まるようになりました。この調子で増えて行くと嬉しいですけどね。
さて、本日は、糖尿病の血液検査の話。
血糖値とヘモグロビンA1c
糖尿病と診断される際の指標としては「空腹時血糖」と「ヘモグロビンa1c(HbA1c)」が用いられます。空腹時血糖値とHbA1cの基準については下記の表の通りです。

つまり、可の範囲に入ってくると「糖尿病予備軍」と呼ばれ、不可の範囲になると「糖尿病」という診断がつくことになりますが、実際には可の範囲で糖尿病と診断され薬漬けにされるパターンが多いように思えます。例えば自分のケースで考えても、たった一回の入院時の血液検査で糖尿病と診断され、以後17年に渡る投薬の始まりでした。普通に考えると、初回の検査結果が悪くても、最低3回程度は継続検査して傾向を見ないと診断などできないと思うのですが、実際には一回の血液検査で診断されてしまうものだと思います。もちろん、肥満であるとか、皮膚疾患があるとか、喉が渇くとか、諸症状を総合的に見ているのでしょうけど、その後の人生に関わる病気の診断なので、もう少し慎重な感じでも良いのになと当時を振り返ってみれば思います。GAとの比較などもやって欲しいですよね。
GA(グルコアルブミン)
GAは血液中のタンパク質の中で一番多いアルブミンに結合した糖の割合です。アルブミンの半減期が17日間なので約三週間の平均血糖値を知る事ができます。GAが15%ならHbA1cは5%と計算することができるそうです。ただし、三倍の法則が有効なのは血糖コントロールが安定している時に限られるそうなので、一か月に一回の検査と考えると、食事が安定するまではa1cの方が良さそうですね。肝機能障害や甲状腺異常があるとGAは高く出がちだという情報もあるので、LOWT3などに陥り易い糖質制限との親和性も気になる所です。夜間透析のために転院した医院ではa1cではなくGAを検査するとの事だったので、この辺は今後レポートして行きます。
雑感
医学界が一気に変わってくれると良いのですが、なかなかですね。でも、糖質の過剰摂取のリスクに関する情報を目にすることが増えて来たので、糖尿病の無い世界への階段は一歩づつ登っているのだろうと感じます。糖尿病撲滅が先か、人類の滅亡が先か、人類の糖への適応が先か、未来は分かりませんけど、私自身は今この時を笑顔で過ごせる人が増えたら良いなと思いながらこれを書いています。早く、糖尿病の無い世界が訪れますように。
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