2020年7月22日 本日の鹿児島県北西部は超快晴・・暑い。

でわ、前回のアナクサゴラス氏からのピタゴラス学派を書いてみます。

ピタゴラス
ピタゴラスの定理やNHKのピタゴラスイッチの語源としてもお馴染みのピタゴラス氏ですが、実は、彼はかなり秘密主義が強く怪しい秘密教団の創立者で、ピタゴラス教団(学派)と呼ばれたその組織の研究も著作も全てが秘密に行われ、何一つ残されていないのです。現在に伝わる彼の功績は、教団が壊滅した後で弟子たちが各地で語った話が元になっていて、彫像の顔も想像の産物でしかないのだとか。超有名人なのに、ほぼ架空の人物ww。ピタゴラス氏がゾロアスターに学んだ系譜で火を中心とする信仰もあったようですが、この教団の核心は「数の調和と整合性への執着」で、10を完全な数として教団の紋章をビラミッド型に積み上げた10個の点で表現していました。この形・・・ひょっとすると、今のフリーメイソンという秘密結社・・・そういう流れもあるのかもしれませんね。ピタゴラスはオルペウス教の影響も受けていたと言われ、輪廻転生も説いていたそうで、それらの思想にソクラテスの弟子であるプラトンも強く影響を受けたそうです。

ちなみに無理数を発見した教団員は不安定な数を見つけてしまった罪で死罪に処されたのだとか・・・そんなの無理すぎる。
20200722


天球の音楽

ピタゴラス氏はとある日、鍛冶屋のハンマーの共鳴から協和音という存在に気付き、色々な実験の結果、質量の差や弦の長さの差に一定の数学的比率が存在することに辿り着きます。その考えを拡張して、空に浮かぶ惑星は、一定の距離を保っていて、ハーモニーを奏でているという論に達します。
「天体は調和と法則に基づいて行動し、宇宙は「星の音楽」というべき音楽を奏でている」これが天球の音楽と呼ばれます。16世紀にケプラーが宇宙モデルを発表する時に、天球の音楽の表現とともにプラトン立体が同時存在する浪漫・・・真偽は定かではないですが、天王星は、この天球の音楽の追求の結果として発見されたという話も面白く、紀元前のピタゴラスから続く思索の継続によって時代は新しい扉を開いてゆくことを感じさせられます。ただ、忘れてならないのは、このピタゴラスの時代既に、数学や天文学や医学という分野があって、教育体系もあったという事実・・・ピタゴラス氏だって色々な所で学んでいた訳なので・・・ピタゴラス氏は秘密主義だから何も残さなかったというのは理解できるとして、その他の人々も同様に「言い伝え」なのは何故?エジプトのパピルスは紀元前2000年頃には広く普及したと言われているのに、紙が中国で発明される紀元前200年頃からの文献しか残っていない所に違和感を覚えます。最古の文章はメソポタミア文明のウルクの粘土板文書でしょうけど、これが紀元前3000年頃のものだと言われていますので、現代の感覚で人の技術が進歩するならこの間の学問や思想的記述が何一つ残されていないというのは・・・不自然ですね・・・不自然科学史です。誰かが意図的に隠しているのでしょうか?

もしかするとこの時代の哲学者は全て創作の可能性もありそうですが、それでもこの分野には浪漫しかありませんね。
次回もビッグネームであるソクラテス氏について書いてみます。