2020年7月1日 本日の鹿児島県北西部は超晴れ。

もう7月ですか・・・あっという間ですね。でわ、今日は哲学曜日です。
前回は、始まりの人がタレス氏だという話をしましたが、今回は、始まりの時代について触れておこうと思います。

昨日は大雨でした という写真。
20200701


哲学の始まりの時代
前回ふれたタレスの時代は、「自然や存在についての考察」が主だったのですが、ソクラテスが現れて、「人の在り方の考察する」という分野を開拓し始めてから、哲学は飛躍的に存在意義を高めました。そいう節目もあるので、ソクラテスより前の古代ギリシアの哲学者については「ソクラテス以前の哲学者」という呼び名で一括りに呼ばれる事があります。

ソクラテス以前の哲学者
どのような人がいるのかと言うと、タレスさん、アナクシマンドロスさん、アナクシメネス さん、エンペドクレスさん、アナクサゴラスさん、アルケラオスさん、ディオゲネス さん、ヘラクレイトス さん、ピタゴラスさん、アルクマイオンさん、フィロラオスさん、アルキタスさん、ティマイオスさん、クセノパネスさん、 パルメニデスさん、ゼノンさん、メリッソスさん、レウキッポスさん、デモクリトス さん、プロタゴラスさん、ゴルギアスさん、プロディコスさん、ヒッピアスさん と言った面々です。時代が時代なので残された資料も心もとないものが多く、中には、本人が発言した内容が一言も残されていない哲学者も居ます・・・ってどうやって哲学者認定したんだろうか・・・まぁ、この時代を熱心に研究して資料発掘に人生を懸けた研究者のおかげで、この時代に、こういう人たちが居たと知る事が出来る訳ですね。この時代の哲学者は自然や数理や論理への考察が中心でありました。

ソクラテスが「道徳」という第3の哲学を導入した(ギリシア哲学者列伝 第一巻14)ことで、人の生活に根差す学問へと昇華したとも言われているので、ソクラテスが一つの時代の区切りとされているのだそうです。最も、人物像が明確な作品が残されているのもソクラテス以後なので、研究がし易いという現実的な理由も大きいとは思います。

次回は
この始まりの時代の イオニア学派 について書いて行きます・・エッセンスだけになりますけど。