2020年6月30日 本日の鹿児島県北西部は大雨。

火曜日なので糖質制限ネタです。


最初は糖質制限に詳しい医師の門を叩くべき
これはやはり、実感としてそう思います。私も自力で糖質制限に着手した時がありまして、その時も面白いようにa1cが下がり、しかし「上がったら下げればいい」という間違った結論を導いて失敗しました。その当時のかかりつけの医師は糖質制限否定ではありませんでしたが、糖質制限の知識がある訳ではないので糖尿病関連の薬の調整もありませんでしたし、もしもインスリン注射をしていたら逆に危険だったかもしれないので、糖質制限を自力で行う場合は、非常に注意深く、色々な情報を集めてから行うべきだと思います。2017年に糖尿病で足壊疽となり切断宣告された時に、偶然にも糖質制限に日本で最も詳しい医師の一人が鹿児島に居た幸運も手伝って、切断を回避できたわけですが、以前の私なら左足も切らずに済んで、体重も落ちた結果をもって普通食に戻ってもおかしくなかったはずですが、あれから3年経とうとする今でも継続しているのは、糖質代謝状態よりも脂質代謝状態の方が調子が良いことを実感しているからで、それを実感するのに大切だったのは「ケトーシスになっているかどうかを確信できること」でした。自力で実践していると自分の代謝の状態がどうなっているのかは分かりませんので、糖質制限でそれなりの結果が出ても、実は脳は、良い結果が糖質制限の結果だとは理解していません。主体的データではなく、客観的データとして成果を眺めることで糖質制限の効果について客観的に判断できるようになり、その結果について客観視することで、そのメリットを継続したいと思えるのです。なので、キチンとした方法でキチンと確認しながら結果を出すなら、断然「糖尿病に詳しいお医者さんと二人三脚で行う」ということをお勧めするのです。ある程度の期間のデータが集まれば、どんな食事の時に、どのくらいの総ケトン体というようなデータが自分の中に蓄積されて、原因と結果がどんどん紐づいて行きますので、そうなって初めて、安全に自分だけで糖質制限を継続してゆけるようになると思います。

日本糖尿病学会傘下の医者達は絶対に糖質制限を認めないので、その環境から糖質制限したい場合は転院するしかありません。彼ら彼女らに「糖質制限に対応してくれるのではないか?」なんて期待するのは無駄ですし、時間の無駄で済めばまだしも、あなたの命を無駄にされますので気をつけましょう。「糖質制限をやりたいので転院します」と一言で良いです。色々な否定の言葉で逆洗脳をかけてきますが、負けないで下さい。仮に、糖質制限が効果なく終わったとしても、やらないよりはやって後悔する方が良い・・・・左足の切断を回避した私はそう思います。

糖尿病性腎症がある場合
私もステージ3の状態からスーパー糖質制限の実践でしたが、急激に悪化するようなことはありませんでした。しかし、ここは本人の覚悟も必要な部分なので、腎症がある人は殊更、糖質制限に詳しい医師に判断を仰いだ上で熟慮することが必要でしょう。私の場合は、足の切断が迫っていたのでやるしかなかったのですが、もっと余裕のある人なら、糖質制限のやり方にももう少しグラデーションがあるのかもしれません。スーパー糖質制限3年目で当初1.4~2前後だったクレアチニンも今年に入って3~5前後まで上昇しているので、糖尿病性腎症の改善は糖質制限では望めないのかもしれませんが、糖質制限をしていなければもっと早くに悪くなっている筈なので、むしろ、糖質制限で進行を遅らせていると考えるのが自然。将来的には透析かもしれませんが、あと3年位は持たせたいものです。苦慮するのは、透析となった時の入院時の食事・・・もう面倒だから入院の時は黙って病院の食事を食おうかどうしようか。

雑感
タンパク質の多い食事は腎臓に負担をかけるというのが通説なので、腎臓の悪い人が糖質制限を始めようとすると、その通説を根拠に、日本糖尿病学会系の医師は全力で阻止しようとします。負荷がかかるのは事実ですが、高血糖で腎臓内の毛細血管がボロボロになるよりは遥かにメリットあるのでは?と私個人は思いますし、タンパク質が漏れるならタンパク質補充した方良いんじゃないのかな?とも思います・・どうなんでしょうね。私個人は、どのみち透析になるだろうと踏んでいますので、どっかの時点でまた糖質制限を巡って従来の価値観の医師や栄養士とバトルしないといけないのでしょうが、ホント、早くなんとかして欲しいものです。従来の糖尿病医療は殺人と同様なので、ホント、変わって欲しい・・患者さん達が可哀そう過ぎますし・・・長いものに巻かれている医師自身も可哀そう。