2020年6月24日 本日の鹿児島県北西部は快晴。

さて、哲学の第二回目です。

20200624



哲学の始まりの人

哲学というものは一体誰から始まったのか・・知っているようで知らない。ここに書くことが正しい情報であるのかどうかも証明のしようがないことですが・・・世界で最古の哲学者は西洋哲学においては、イオニアのタレス氏だと言われています。古代ギリシアの哲学者であり数学者でミレトス学派の始祖とされる人物が現在に繋がる「哲学の始まりの人」なのだとか。紀元前6世紀頃の人物で、卓越した測量技術や天文学の知識を駆使して様々な研究を行い、日食を予言したり、ピラミッドの高さを測量したりしていたらしいです。タレス氏が最初の哲学者と言われる所以は、万物の根源が神話として語られてきたそれまでと違い、万物の根源は「水」であると唱え、この世界の存在に合理性を求めた最初の人間だったからだそうです。そして、東洋哲学で最も古いのはヤージュニャバルキヤ氏で紀元前7世紀頃の人で、仏教の基となる教えを開いたとされていますので、時代としてはバルキヤ氏の方が最初の哲学者として分がありそうですが、東洋哲学は仏教との絡みでどうしても宗教的側面が強くなってしまうので、学問としての哲学とは分けて考えるのが普通らしいです。西洋哲学がタレス氏の時代から現代まで論理を積み上げる事で一連の大きな考察に成っているのに対し、東洋哲学は各哲学者がそれぞれに唱えた説として独立しているので、学問としての体系をしていないのですよね。そういう理由もあって、あくまでも「哲学」という学問の始まりはイオニアのタレス氏というのが常識ということらしいです。

ホントに最初?
確かに、そういう疑問は私にもあります。タレス氏がそれを考えた頃には既に、天文学も数学も発生しているので、理論的に物事の起こりを考察した人間はきっと居ただろうとは私も思いますが、証明のしようがありませんので、ここはもうイオニアのタレス氏が人類最初の哲学者ということで宜しいのではないかと思います。個人的には世界四大文明の時代にも優秀な哲学者は居ただろうし、その前の超古代文明の頃にも居たと思っているので、いつか、その頃の物語が発掘されて欲しいですね。

人間ってなんだろう

最初の哲学者からまだ、たった2600年しか経っていないって何だか不思議ですよね。人類はまるで、地球の支配者のように思っていますが、本当は何がこの世界の支配者なんでしょうね。人を巧みに操って延命してきた穀物には意思があるように感じますし、考察を続けた先に辿り着く人類の未来は、植物とのハイブリッドなのかもしれません・・・ともかく、毎週水曜日は哲学の話題を書いて参ります♬