2020年1月20日 本日の鹿児島県北西部は曇り。

心理学周りの情報収集をしていたのですが、エンパスという言葉を散見しました・・そんな話。

HSP

ハイリーセンシティブパーソン「Highly sensitive person」感受性の高い人の事で、心理学上の概念の一つで提唱されて24年の割と新しい考え方です。要約すると「生まれつき色んなことに過度に敏感で五感の鋭い人がいる」という理論です。興味のある方はググってみて下さい。自分がHSPかどうかの簡単な診断サイトもあるので、興味があれば試してみて下さいね。ちなみに私は「HSP度:弱」だそうです。

HSP診断サイト ←リンク
私の結果は
20200120

エンパス
で、本日の本題ですが、心理学周りのサイトなどの記事を読んでおりましたら「エンパス」という言葉がたまにでてきました。本日始めて聞いた言葉だったので調べましたが、情報を総合的に要約すると、「HSPの特性を持つ人の中でも、突出して共感力の強いタイプの人」を「エンパス」と呼ぶようです。そして、エンパスという言葉は心理学的用語ではなくてスピリチュアル用語のようですが、この辺は、今後の研究の結果などでは心理学用語にもなる可能性はあるので、今の時点では「スピリチュアル系で良く使われている」という理解で良いと思います。スピリチュアル系だから「怪しい」と言うわけではなく、ある種超能力的なレベルの共感覚の持ち主を「エンパス」と呼んでいるらしいので、概念というよりは「カテゴリ」だと思う方が良いような気がしました。そもそも、私はスピリチュアル的な概念は大きく支持しますので・・・といっても、ユングの集合的無意識、や、シュタイナー哲学的な世界観とか、素粒子的精神論という部分で興味があるという程度ですが、エンパスはそれらの世界観で言うなら、「集合的無意識の中でリアルに生きている人」と言えるのかもしれませんね。ただ、私は、このエンパスという概念の使用には少し注意も必要だなぁとも感じました。というのは、私は簡易診断でも、自分の実感でもHSPではないのですが、エンパスの人の特徴とされる精神傾向には結構当てはまる部分があるので、設定にかなりの「ゆるさ」を感じてしまいました。

エンパスの人の特徴としてよく挙げられている項目


 〇他人の悩みを自分のことのように感じる
 〇具合の悪い人と、同じ場所の具合が悪くなる
 〇残酷なニュースを見聞きするのは辛くて無理
 〇悪口を聞いていると気分が悪くなる
 〇人の話が、まるで自分の体験のように感じられる
 〇人が怒られていると、自分も辛い
 〇相手の気持ちが手に取るようにわかる
 〇ペットなど他の動物の気持ちが何となくわかる
 〇他人や霊的なものの感情をもらい、自分の感情が左右される
〇土地や場所などの悪いエネルギーをもらってしまう
〇相手に合わせるのが得意
〇自分の意見が何なのか分からないことがある
〇一緒にいる人に自分の人格が左右される
〇眠りが浅い
〇人の多い環境が苦手
〇相手の気持ちや考えを想像する癖があり、思い込みや勘違いがよくある
〇嘘に直ぐ気付く
〇他人の意図を先回りしてしまう
〇他人の本音が分かる

私は割と人の感情や感覚に鈍感なタイプですが、上記の特徴に漠然と答えると8割強当てはまってしまいます。そうなると、この特徴に疑念が生じましたが、この特徴が非常に顕著な人が「エンパス」なのだと気付いたので、「なんとなくそうだなぁ とか どちらかと言えばそうだなぁ」というのは除外して考えないといけないと分かりました。なので、「TPOや人の例外なく、どんな時にも当てはまるかどうか」という条件をつけて上記の特徴を診断すると、私の場合は3個しか当てはまらないので、これが正しい評価の仕方なのかなと・・・。もしも、この辺で悩んだ人が居られましたら、今一度、チェックしなおしてみられることをお勧め致します。

雑感
人は何故、これほどまでに「型を作りたい生き物」なのでしょうかね。日常生活に関わってくるような身体の異常がある場合は「病気」として分類して改善の方法を探るのは進化の上で非常に大切な工程だと思いますが、思考や感覚というのは無限のグラデーションの世界なので、「こういう人はこう」というように決めることは不可能だと考えています。「エンパス」という言葉がどういう経緯で発生して、どういう目的で使用されているのかは分かりませんが、類まれなる共感力を持っている人がいるのは事実です。しかし、私の知る「強い共感力を備えた人」は、「エンパス」というカテゴリには該当しなさそうなので、定義そのものが違っている可能性もあるとは感じましたし、人は、強い共感力を演じることだって可能な生き物なので、そういう所も含めて、人の奥深さを再確認した月曜日の午後でありました。皆様は、「エンパス」という言葉をご存知だったでしょうか。興味を持たれた方は是非、ググってみて下さいね。

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糖尿病性足壊疽の切断を回避した証明写真(グロいです)



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