2019年10月9日 本日の鹿児島県北西部は快晴。

良い天気が続きます・・・このまま15日までお天気に恵まれたいなぁ・・。さて、今日は、過去の糖質制限の是非についての論争を読みながら思ったことなどを。


ダイエット

私が体重というものを意識したのは高校1年の夏でした。「なぁお前 痩せたらかなりモテると思うよ」と当時組んでいたバンド仲間から言われてその気になりました。高校2年の夏にはバッキバキの体の私が誕生・・・モテはしませんでしたがww。やっていたのは糖質制限・・・ではなく、5キロのランニング、200段の階段の全力ダッシュ5往復、腹筋300回、背筋200回、腕立て100回、スクワット200回。これを朝5時に起きてこなすと、シャワーを浴びて、学校へ自転車で向かいます。学校と家は6キロの距離で、自宅は山の上だったので帰り道の最後の2キロは立ち漕ぎでの登坂、食事は油物を少し控える程度で甘い物も米も普通に食べていました。運動を始める前の体重が90キロ前後で最大に痩せた時は68キロ。しかし、同時に思っていたことは「なぜ痩せることが良いこのなのか?」という疑問。元々、柔道をしていて、太れ肥れと言われて、好きで太っていた訳で、「モテる」と言われてちょっと色気づいた自分を客観的に評価しながら「痩せているってなんだ?」とずっと考えていました。今でも、このダイエットとう価値観には?????と思っています。病院のお世話にならず、本人が毎日を全力で楽しめる健康状態であれば体重なんてどうだって良いと思うのですが、定義上の肥満でない人でさえ「更に痩せたい」と思うその心理は、やはり病的と言う表現がふさわしいと思います。

適正体重

で、結局、個人における本当に適正な体重を測る方法があるのかという話ですが、あると言えばあるし、無いと言えば無いのが感想。私の経験上では、スーパー糖質制限レベルでの食事を一定期間継続した時に「下げ止まる」もしくは「上げ止まる」体重というのが適正な体重なのではないか?という感覚はあるのですが、仮に、万人に対してそういう体重があるとしても、それが適正な体重なのかを学問的に定義しようと思えば、その食生活と体重を維持した集団とそうでない集団との病歴や健康状態や寿命などの比較が必要となるし、厳密に結論を導こうと思えば、国家プロジェクトレベルでの研究が必要になるので、今の感じでは研究そのものが無理なのかなぁ・・と思います。

結局
重度の糖尿病で104キロの体重で「あなたの足は切断です」と言われた人間が、足の切断を回避して、体重が78キロになり、血糖値が正常、中性脂肪が正常、さらに登山を趣味にできるような体力を維持しているスーパー糖質制限という食事の仕方は、多くの糖尿病患者に対しては非常に有益な食事法である可能性が高いですし、糖質制限否定派も短期の実践については認めていますので、取り合えず短期で構わないので糖尿病の方はやってみて下さい。その上で、自分の体感を基に判断されたら良いと思います。ダイエット目的で糖質制限をされる方は「個体の適正体重以下には痩せられない可能性がある」ということは知った上で実践されると良いと思います。既に痩せすぎの人が糖質制限すると太る可能性もありますので、糖尿病の方も、ダイエットの方も、できれば糖質制限に詳しい医師の下で安全に行って欲しいと思います。

最後に、そのダイエットという価値観・・・正しいでしょうか?私は太っている人も痩せている人も、優しくて思いやりのある人なら好きですよ。色々な人が居て、色々で良いと思います。「こうでなきゃいけない」という価値観から飛び出す事が幸せへの近道だと私は思いますが、皆様はどう思われるでしょうか。

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糖尿病性足壊疽の切断を回避した証明写真(グロいです)



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