2018年11月20日 本日の鹿児島県北西部は快晴。


きょうは、先日の関東旅行の二日目を書いて行きます。この記事はかなり長くなります。また、写真も多いです。予めご了承下さい。


朝6:40起床し朝食へ
 スーパーホテル千葉駅前(スーパールーム利用)
スーパールームはフロアにダブルベッド、ロフトにシングルベッドのある部屋です。一泊二人で9000円と割と安い。宿泊日が金曜日だったからですが、それでもこの値段で温泉付きの宿に泊まれるのはポイントが高いですね。朝食はバイキング形式。糖質制限的には、スクランブルエッグ、温泉たまご、サラダ、味噌汁、ソーセージ、バター二個という感じで頂きました。チェックイン時に前料金制で、入金と引き換えにオートロックのキーコードが発行されます。後は、フロントを介さず、出入り自由という施設でした。リニューアルを最近したのかとても綺麗でしたよ。

8:00 ホテルを出発 千葉市~小岩駅
8:30 小岩駅~タクシーにて帝釈天

駅前でタクシーを拾い、帝釈天へと伝えた後、「「矢切の渡し」も見たいのですが行けますか?」と聴くと、「行けますけど遠回りだし何もないですよ~」とのお言葉、でも、どんな所か見たかったので、「何もなくても良いです。折角鹿児島からきたので回って下さい」とお願い。・・・・目的地に到着すると、「この土手を下って、ゴルフ場を抜けると乗船上があるのでそこで待って居れば船がきますよ~」・・・・・「えっ!渡し船に乗れるんですか???」と聞き返しちゃいましたww。「乗れますよ!このまま帝釈天まで車でも良いですが、料金が高くなるし船の方が早いし、船なら200円で行きますんで、船の方が宜しいですよ^^b」・・・なんて素敵な運転手さん!ありがとう!
ちなみに小岩駅から帝釈天の反対側の乗船場近くまでのタクシー代は2300円程でした。足の弱い方や高齢の方にはこのルートをお勧めしますが、どちらにせよ数百メートルは歩きます。船に乗らないのであれば、帝釈天側からは車いすでも近くまで来れるバリアフリー道路がありましたよ。

矢切の渡し
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連れて~にげ~て~よぉ(誰もがここで口ずさむw)
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注意書きなど
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料金、片道200円。安い。東京都思えない。
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客は4人、土曜とは言え、まだ早朝でしたからね。櫂を漕ぎながらゆっくりと進みます。風が強い日などはエンジンを使うのだとか。この日は穏やかな小春日和。なかった筈の左足と共に一枚撮影してみました。
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対岸へ到着、粋な運転手さんが帝釈天の対岸へ回ってくれたので、引き返すことなくこのまま下船して帝釈天へと向かえます。本当に、素晴らしい。ありがとう運転手さん。
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10:10
帝釈天に向かい、江戸川の土手を登って下ってゆっくり歩いていると「寅さん記念館はコチラ」の看板。なので帝釈天の前にそちらへ。到着すると、「山本亭」という所に先に着きました。寅さん記念館とセット券で高齢者は450円。私は550円だったのでセット券を購入。尊敬する山田洋二監督の記念館も観れるとか柴又は東京らしからぬ料金設定・・・粋だな。ネズミーランドに教えてあげたいw
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こういう家に住みたい。
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説明パネル
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山本亭を見学して、順路通り進むとここにでます。
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「寅さん記念館」結構お金のかかっている施設です。案内の人も一杯いました。地域のボランティアなのかな。映画のセットなども忠実に再現してあり、その中で写真も撮れます。寅さんファンなら何時間でも居られそうな凝った作り。映画のストーリーへ繋がる外伝もジオラマ芝居で再現されていてちょっと感動しました。ジオラマ好きにもたまらないですよ!
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街並み
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神社・・古き良き
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「山田洋二記念館」
ここは、山田洋二監督の作品と歴史を振り返る事ができます。施設自体は広くないですが、名作を振り返りながら心は時空を超えて行きます。
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11:00
帝釈天へ着きました。立派な神社ですね。映画の中に来た気分になりました。「帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んで瘋癲の寅と発しやす」
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11:10 小岩駅へ戻るためのタクシーを探しますが、乗り場もありませんし、流しもいません・・困った。観光案内の人に尋ねると「バスがありますよ!」と教えてくれたので、バスで小岩駅まで。

小岩駅~飯田橋~埼玉某所へ
兄の家のある埼玉某所まで移動して13:00到着しました。父を兄宅へ届けた後は、私は旧友の墓参りへと向かいます・・これが、私的にはこの旅の最大の目的。

14:20 国分寺駅に到着
14:50 25年ぶりにT氏と合流。T氏は東京でIT関連の企業を経営する優秀な人。新聞奨学生だった時の同じ釜の飯仲間。そして、この後参る墓に入っている村田もその時の仲間。
15:20 府中カトリック墓地にて村田と再会し、三人でしばらく思い出話をした。

17:00 東大へ移動し、東京大学制作展を観る。
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ピアノの音を可視化するVR
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シュタインズ・ゲート的ダイバージェンスメーター
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四葉のクローバーを見つけ出すドローン
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やはり、頭の良い人の考える事は凄いな。あったらいいなを実現できる才能は本当に貴重です。私にとっても非常に刺激になりました。人工知能頑張ろう。この制作展の中ではバイアスを発生させるトリガーを視覚的に表現した作品と、この時は不具合で見れなかったけれど認識の形を情報の伝達経路を可視化することで表現した作品が良かった。もちろん、シュタゲファンとしてはダイバージェンスメーターがここにあろうとはww

19:00
池袋にてT氏とこの日の締めくくり。25年ぶりとは思えない程楽しい時間が過ぎました。
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21:00 池袋~埼玉某所へ
22:00 兄宅へ到着し、家族と共に楽しい時間。

雑感
結構、凝縮した濃い一日でした。父との午前も最高でしたが、何より村田の墓参りが出来てよかった。彼は私の危機にいつも寄り添っていてくれたスピリチュアルな存在だったから・・彼を思い出す時、思い出の中の彼は、ボロアパートの窓傍に腰かけて「禁じられた遊び」を上手につま弾いている。その音色はとても美しく、私の危機にはいつも耳元でその音色が響いていた。彼は、とても優しい人間で、私が唯一「この人の様になりたいな」と密かに思っていた人。彼が、東京都に就職したと聞いた時、いつかは彼に都政を担って欲しいと思った程の大人物だった。でも、私的な事情で疎遠にしてしまった。沢山の時が流れ、ある時にT氏と偶然縁が繋がり、彼の死を知った時、それ程の理不尽はないと思って涙が止まらなかった。と同時に、私のいまわの際にいつも彼の音色が聴こえた意味を知ったのです。眼に見えない世界の話をすると嫌悪感を示す人は多いでしょうけど、私は、やはり、そういう世界はあると感じます。そしてそれは独立した精神世界というよりも、もっと現実の私達と密接に絡んだ場所にあって共感の延長上にあるようにも思います。T氏と25年分の話をしていても、実はとても近い場所にいて同じような事を考えていた事や、読んでいる本やこの時代について感じている事など、他人とは思えない程共通している事が多かった。「村田に繋がれた縁」のようにも感じた。この再会を機に、音楽活動も再開しようと約束もした。全てのベクトルが、私の心の原点回帰に向かっています、この先に起こるであろう奇跡に期待せずに居られない。ともかく、2018年11月17日、親友に再会できたこの日の事を永遠に忘れない。村田がくれた優しさというギフトを永久に忘れない。「君ならできるよ」といつも言ってくれた君がいないのはとても寂しい。だから、君のその優しさを誰かに伝えられる人になるよ、それが村田・・君への恩返しだな。